双極性障害 虎の巻

双極性障害を患った人間が綴る、双極性障害完治への過程や双極性障害とは何かを綴る闘病記

双極性障害と診断されたらすぐにやったほうがいいこと(5)運動する

さて、今回は運動の効果について綴っていこうと思います。

 

双極性障害と診断されたら、まず運動習慣を見直してください。

おそらく、運動なんて一切できない状態のはずです。それは、うつ状態である以上仕方ありません。

しかし、今後のことを考えると、少しずつでいいので運動習慣を取り入れていきたいところです。

 

 

 急性期の間は、まず運動するなんて無理だと思うでしょう。

確かに、どうしても鬱が酷くて今日は起きられない、という日に無理に体を起こして運動しろと言っているわけじゃありません。

私もやってみたことがありますが、辛い状態の時に無理に運動しても、運動している間は少し気分がよくなったように感じるのですが、そのあと結局疲れ切って寝ることになります(苦笑)

なので、調子の悪い日に運動することはお勧めしません。

 

しかし、調子のいい日があれば、少しずつでいいので運動してみましょう。

簡単なことでいいです。

  • 散歩する
  • 自転車に乗る
  • 筋トレする
  • 縄跳びをする 
  • バトミントン 
  • ストレッチ  
  • ヨガ   
  • ピラティス  etc…

なんでもいいです。自分が気持ちよくできる運動をしましょう。

 

 

運動の効果は、まず、運動することでセロトニンが分泌されます。

セロトニンは快楽物質なので、それが分泌されることによって気分がよくなります。

その効果は一瞬で消えたりしないので、しばらく持続します。

一度の運動で気分の良い時間が長く続くのです。

 

 

また、運動することで、運動することそのものに集中できるので、それ以外の余計なことを考えなくなります。

鬱の時は、あれこれといろいろな考えが浮かんでしまったり、それにずっと囚われてしまったり、そうすると気分がよくないですよね?

しかし、運動をすればその間は嫌なことを忘れられます。

 

人間の脳は、一度にいろんなことを処理できるわけじゃありません。

案外単純なんです。

想像してみてください。サイクリングをしているとき、足を動かさなければ前に進みませんよね?

右足、左足、右足・・・と足を動かすことを脳は優先します。

その間に、くよくよと過去のことを考える脳の余裕はあるでしょうか?

足を動かすことが最優先で、それ以外のことは後回しにされるはずです。

坂道であれば、なおさら必死に足を動かしますよね。

また、街中であっても、横断歩道では止まらなければならないし、曲がったり、周囲の状況を確認したり、やることはいっぱいです。

そんなことをしている最中に、ほかのことを頭で考える余裕はないです。

 

 

運動は積極的に取り入れましょう。

うつ状態の時に無理してやる必要はありません。

その代わり、調子のいい日は運動する習慣を身につけましょう。

まずは、週1回でもいいです。慣れてきたら週に2回、3回、体調が安定してきたら毎日運動できるといいですね。

運動の種類にもよりますが、例えば毎日散歩を30分なんていいかもしれませんね。

私は天気が関係なくいつでもできる筋トレが好きです。

 

 

運動習慣は、治療中ずっと、治療が終わっても続けていきましょうね。

 

今回は短いですが、ここまでです。