双極性障害 虎の巻

双極性障害を患った人間が綴る、双極性障害完治への過程や双極性障害とは何かを綴る闘病記

くよくよ考えてしまう時の対処法

あれこれ色んな考えが浮かんできては、それらについてくよくよと考えてしまう事ってありますよね?

 

過去の失敗や後悔など、突然思い出してしまって、あれこれ逡巡してしまう。そんな経験ありませんか?

そんな時、どうやって思考を変えれば良いのか分からずに、悶々とした気持ちを抱えている人も多いかと思います。

 

 

そんな人にオススメの対処法があります。

それは運動することです。

 

 

まず確認しておきたいのは、過去の事を思い返してはくよくよ考えてしまうことがよくある人は、記憶力がいい人なのです。

 

普通の人はそこまで記憶力がよくありません(笑)

そんなに昔の事なんて覚えていません。

 

ですが、記憶力がいいと過去の事を忘れられません。

細かいことも色々覚えています。

よく「そんな事まで覚えてるの!?」って言われませんか?

 

そういう人はそれが当たり前だと思っているので、「普通の人はそこまで記憶力がよくありませんよ」というと驚かれます。

 

記憶力がいいので過去の失敗やら、人間関係の嫌な記憶を思い出しては、もう一度嫌な思いをして自爆しているわけです。

 

 

しかし、そんなの不毛ですよね?

自分でもそんなことはやめたいと思っているわけです。

 

ではどうしたらいいか?

それが運動することです。

 

 

 

嫌な事を思い出してしまった時、

場所を変える行動を変える

これが正解です。

 

これは私の主治医に言われたことです。

その場でじっとしていると、いつまでもくよくよ考え続けてしまいます。

 

 

まず場所を変えてみましょう。

薄暗い部屋にいるよりは明るい屋外の方が思考も変わりそうじゃありませんか?

 

よく家にじっと籠って勉強しようと思ってもなかなか集中できなくて、家の近所のカフェに行って勉強したほうが集中できる、なんてことありますよね?

それが「場所を変える」の効果です。

 

場所が変われば気分も変わるので、それまでの感情を引きずらなくて済むのです。

 

 

そして行動を変えるです。

その例が運動です。

 

縄跳びを100回飛んでいるときにくよくよできますか?

回数を数えることにいっぱいいっぱいで、それ以外の事を考える頭の余裕はないはずです。

足が引っかかっては、まともに跳べませんよね?

足が引っかからないようにすることに集中するはずです。

そういうことに脳の中がいっぱいになれば、ほかのことを考える脳の余裕ってありそうですか?

 

 

脳って案外単純で、一つのことをやっている間にほかのことを同時にする、なんてできないんです。

よく「マルチタスク」なんて言いますが、同時に複数のことをすることでかえって生産性が落ちるという研究結果もあります。

 

人間の脳ってそこまで万能じゃないんですよ(^^;

 

 

また、運動をすることでセロトニンが分泌されて気分もよくなります。

セロトニンが分泌されれば、運動している最中だけではなく、運動が終わった後もしばらくの間効果が持続して、いい気分でいられます。

 

運動することで、あれこれ考えないということ以上の効果が期待できるのです。

 

 

運動でなくてもいいですが、それに集中できるということの方がいいと思います。

例えば歌うことなどですかね。

歌うことに集中すれば、自然と頭の中は歌詞を正しく追うことでいっぱいになるはずです。

 

やはり口であったり、体の部位を動かす動作をしているというのがポイントになりますね。

じっとしている、という状態がよくないということです。

 

 

よく寝る前に布団に入ってからあれこれと考え始めてしまって眠れない、という方いらっしゃいますよね?

そういう方も、場所と行動を変えてください。

 

まず、布団から出ます。

そしてリビングなどの別の場所に移動します。

これの効果は、まず場所を変えてくよくよ思考をいったんリセットすることです。

勉強するときのカフェと同じ効果を期待します。

 

そして、布団に入ると眠れないという負のイメージを植え付けないことも重要です。

布団は眠れる場所として記憶するためには、眠れずにその場で悶々としていてはダメなのです。

 

 

そして、夜に運動したり、歌を歌うというのも難しいかもしれませんが、とにかく先ほどとは違う行動を取ってみましょう。

悶々とじっとして考えていたわけですから、まずは温かいミルクを飲んでほっと一息つく、でもいいと思います。

読書も本の内容に集中できるならOKです。

 

そうこうしているうちに、眠くなってきたらそこで初めて寝室に行く。

こうすることで、

「寝室=眠れない場所」

だったり

「夜=眠れない」

という相関関係を作らずに済みます。

 

 

 

上記の方法をやってみたけどそれでもダメなら、とっておきの方法があります。

それは、上を向くことです。

 

くよくよと考えてしまうときって、必ず下を向いています。

これがいけないんですね。

顔を上げて上を向くと、そういったことが自然とできなくなります。

これが不思議なんですが、人間の体ってそういう風にできてるんですね。

試しに、顔を上げて上を向いた状態で、くよくよ考え事ができるかやってみてください。多分できないと思います(^^)

 

こんな単純なことで変わるのに、気づかないで生活しているなんてもったいないですよね。

ちょっとしたことで変えられるなら、生活に取り入れない選択肢はないですよね。

 

 

 

くよくよと過去のことを持ち出して考えそうになったら、場所を変える、行動を変える。

日中なら体を動かす。

夜なら、そのまま寝ようとしない。

最後は、上を向く。

 

この事を是非覚えておいてくださいね(^^)