双極性障害 虎の巻

双極性障害を患った人間が綴る、双極性障害完治への過程や双極性障害とは何かを綴る闘病記

30代の精神障害者の再就職、現実は難しい。障害者手帳を貰ったほうがいい?

さて、ここ最近になってようやく、本格的に就職活動を始めました。

 

これまでは、

傷病手当金 1年6カ月 → 雇用保険(失業手当) 300日

が受給出来ていたので、収入面で心配はなかったのですが、

その雇用保険の受給期間にいよいよ終わりが見えてきて、ようやく重い腰を上げて就職活動をすることにしたわけです。

 

今まで就職活動に積極的じゃなかったのにはもう一つ理由があって、

私は会社員は向いてない、と診察を通して主治医からも言われていました。

なので、月1回のハローワークでの職業相談も、あまり具体的な就職の相談はしてきませんでした。だって会社員になる気がなかったから(^^;)

 

しかし、いよいよお金が無くなってくると、どうにか収入を確保しなきゃいけないわけです。

そこで、再度先生に相談してみました。

すると、「以前のままの状態だったら会社員は勧めなかったけど、今のあなたはとても変わったし、ここに初めて来た頃よりは大丈夫な気はするよね。だいぶ考え方とかも柔軟になってきてるし、前のような0か1かみたいな思考じゃなくなっているから。でも、体調の悪化を防ぐためにも、そこで何を実現させたいか?という動機づけは重要だと思う。」

と言われました。

 

なるほど。以前だったらダメだったけど、今なら会社員もイケるわけか。

そう言われると、自分の中でも選択肢が広がるのを感じました。

 

 

「会社員」という選択肢が増えたことで、ハローワークに行っても以前より積極的に話をするようになりました。

こういう風に考えているのだが、どうだろうか?どういう仕事が向いているだろう?と、ハローワークの職員さんにもアドバイスを求めるようになりました。

自分でも積極的に仕事探しをし、インターネット等で求人情報を見る日々。

気になった求人には積極的に応募もしました。

 

 

しかし、現実はなかなか厳しい。。

なかなか書類選考も通りません。

 

面接まで行けても、私の場合は家が田舎なので、求人がたくさんある都会に通うとなると片道1時間近くかかってしまいます。

それがネックとなって落とされる。。。

 

また、私の場合は、3社経験してますが、正直どこの会社も長続きしてません。

発症時の会社が一番長続きしてましたが、それでも2年に満たず。

これは、双極性障害だからなのか?それとも私の気質なのか?はわかりません。

ですが、双極性障害患者は転職回数が多いのは事実らしいです。

「転職回数が3回以上ある鬱症状の人は、双極性障害を疑え」と医者向けのガイドラインに書いてありました。

双極性障害患者の多くは、人間関係でのストレスを抱えやすいという特徴と合致しているのだと思います。

 

 

・転職回数が多い

・どこの会社も長続きしない

・家が遠い

・既に30代

・なおかつ精神障害者

 

正直、就職できる気がしません(TT)

 

 

精神障害者だということをオープンにして就職活動してたわけじゃないんです。

その状態ですら書類選考に通らないのに、そこに精神障害者が加わってどうして就職できるのでしょう?

 

 

正直、今までは軽く考えてたんです。

前の就職までは、全然苦労せず内定をいただけていました。

直近の会社も、向こうから「ぜひ来てくれ」と言われての就職でした。

その前も、アルバイトに行った先でスカウトされることはあって、全然就職活動で苦労した思い出がないんです。

 

それは、まだ20代だったから。

と今ならわかります。

 

でも、もう30代。おまけに3社経験していて、どれも2年未満。

しかも、退職後すぐに次の就職をしているのではなく、毎回必ず期間が空いている。

何かあるのでは?と思われるのは当たり前です。

でも、今まで就職で苦労したことがなかったので、ここまで苦労するとは思わなかったんです。

「まぁ3カ月もあれば決まるだろう。」なんて甘く考えていた自分をぶん殴りたいです(TT)

 

 

これが、都会だったらまた違ったのかもしれません。

転職エージェントも利用したのですが、エージェントが言うには、

「学歴も申し分ないし、職務経歴書の内容も素晴らしい。都会だったらすぐ決まりますよ。」

と言うんです。

まぁそうやって求職者の気分を乗せているのかもしれませんが、その言葉が本当だとするのなら、都会なら交通費がネックで切られることはないのかな?とは思いました。

 

しかし、ここは田舎です。

都会ほど仕事があるわけではなく、あっても希望とマッチしません。

もう八方塞がりです。

 

 

普通の就職が厳しいという現実はよくわかりました。

であれば、ここからは考え方を切り替えていく必要があるのかもしれない。

 

今までは精神疾患をオープンにしてませんでしたが(寛解してるので必要ないと思った)、これからはオープンにしてなおかつ『障害者採用枠』を狙うのもアリなのでは?と思ったのです。

 

今までは、障碍者採用は障害者手帳を持ってる人だけのものでしょ?と思っていたのですが、事実、精神障害者障碍者採用枠での雇用をしてもらえます。

もちろん、企業の障害者雇用率のカウントに加えるためには障害者手帳が必須になりますが、私の障害を考えれば、手帳の取得を考えるのもアリだと思ったのです。

 

双極性障害の5年後再発率は80パーセント以上とも言われています。

今は寛解していても、5年後はわからないわけです。

一般就職をして、5年以内に再発をする可能性は十分にある。そういった人間に採用段階から特段の配慮を得られるのか?まして障害者採用枠ではない一般採用で?

 

でも、これが障碍者採用なら?

そもそも、障害に配慮した採用条件にしてもらえるし、再発を防止するような環境を用意してもらえる可能性が高い。

一般就労よりも5年後を考えた場合にずっといいのはどちらか?と考えたのです。

 

だとしたら、選択肢はさらに広がります。

まず、障害者採用枠への応募が可能になりました。

一般採用+障害者採用枠

これなら選考通過率も多少上がりそうです。

 

 

次に考えるべきは、手帳の取得です。

これは主治医と相談する必要があります。

主治医がいらないという可能性もあるし、主治医が取得してもいいと言ってくれるなら診断書を書いてもらえばいい。

問題は、私の状態で障害者手帳の審査が通るかどうか、ですね。

 

寛解しているし、特段の援助も必要としていない。

身の回りのことは自分でできる状態だと審査がもしかしたら通らないかもしれません。

この辺は正直、医師の書く診断書の内容次第なんでしょうね。

本気で取得を目指すなら、そういった内容で書いてもらうのがいいと思います。

 

 

というわけで、まずは障害者採用専門のウェブサイトから企業に応募してみました!(^^)

手帳は「申請予定」で応募が出来ましたので、あとは選考結果次第で、医師に手帳取得の相談をしようと思います。

 

また、選考の結果が出たらご報告しようと思います。